★体の中心を整えることが健康の土台★
「五臓を養えば百病自ずから退く」
という東洋の教えがあります。
人の体の働きを支える中心は五臓。
それを調えておけば、
病にかかりにくく、
かかっても回復しやすい。
つまり、病気の治療に走る前に、
まずは土台を整えることが肝要だと
語っているのです。
私は長年の臨床で、
「局所だけを見ても回復しない」
という現実を数え切れないほど見てきました。
例えば、肩の痛みで来院された方でも、
肝や腎の働きが乱れていると
体全体の調和が崩れ、
回復が遅れることがあります。
逆に、食事・呼吸・休養を通して
五臓の働きを整えていくと、
肩の痛みだけでなく
全身の調子が軽やかになっていくのです。
患者さんの中には、
「一つの症状を治そうと必死になっていたが、
体全体を整える視点を持ったら
驚くほど楽になった」
と語る方もいました。
部分ではなく全体を見る。
五臓を大切に養う。
これが健やかさの基本です。
どうか今日一日、
「自分の中心を労わる」ことを意識してください。
深く息を吐くこと。
温かい食事をいただくこと。
ゆっくり眠ること。
それらの小さな積み重ねが、
あなたの五臓を守り、
未来の健康を育てていくのです。

大沼式人体科学