「五臓を養えば百病自ずから退く」

体の中心を整えることが健康の土台

「五臓を養えば百病自ずから退く」
という東洋の教えがあります。


人の体の働きを支える中心は五臓。

それを調えておけば、
病にかかりにくく、
かかっても回復しやすい。

つまり、病気の治療に走る前に、
まずは土台を整えることが肝要だと
語っているのです。


私は長年の臨床で、
「局所だけを見ても回復しない」
という現実を数え切れないほど見てきました。

例えば、肩の痛みで来院された方でも、
肝や腎の働きが乱れていると
体全体の調和が崩れ、
回復が遅れることがあります。


逆に、食事・呼吸・休養を通して
五臓の働きを整えていくと、
肩の痛みだけでなく
全身の調子が軽やかになっていくのです。


患者さんの中には、

「一つの症状を治そうと必死になっていたが、
体全体を整える視点を持ったら
驚くほど楽になった」

と語る方もいました。


部分ではなく全体を見る。

五臓を大切に養う。

これが健やかさの基本です。


どうか今日一日、
「自分の中心を労わる」ことを意識してください。


深く息を吐くこと。

温かい食事をいただくこと。

ゆっくり眠ること。


それらの小さな積み重ねが、
あなたの五臓を守り、
未来の健康を育てていくのです。

大沼式人体科学