「母が最近、怒りっぽくなった気がする」
「夫が妙に無口になった」
「何をするにも“億劫”そうにしている」
こうした変化を、
加齢のせいだと思っていませんか?
実は、 “まだらボケ”と
呼ばれるタイプの認知症では、
記憶障害よりも先に、
性格や行動の変化が
現れることがあるのです。
「まだらボケ」とは.... 医学的には
「混合型認知症」と呼ばれ、
アルツハイマー型+血管性の要素が
合わさったタイプ。
特徴はこうです:
・感情が不安定になる
・急に怒りっぽくなる/逆に無関心になる
・ふだんのテンポと全く違う動きになる
・会話がどこか“ズレている”
でも、本人は何も気づいていない
つまり、“周りが気づけるかどうか”が
カギになるタイプなのです。
でも多くの人が、「性格の変化」
を認知症の兆候と結びつけません。
「年のせいだと思ってた」
「疲れてるだけかと…」
こうして、数年が過ぎてから
ようやく“記憶の問題”に気づく。
その頃には、すでに進行してしまっている。
そんなケースが、今とても増えています。
本人も、家族も気づけないからこそ…
「忘れる」ことだけが認知症のスタート
ではありません。
むしろ、 「その人らしさ」が
少しずつ変わっていくこと。
そこが、本当の“はじまり”かもしれません。
 
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