あなたの“五感”は、
きちんと使われていますか?
香りを楽しんでいますか?
音楽を聴く時間、最近ありますか?
料理の味を、ちゃんと味わっていますか?
触れるものの“感触”に注意を払っていますか?
自然の景色を、意識して見ていますか?
実はこうした感覚刺激の“不足”が、
脳の老化スピードに影響する
ことがわかってきています。
嗅覚が衰えると、
海馬(記憶の中枢)の活動が低下する。
味覚や咀嚼が減ると、
前頭葉が使われなくなる。
音楽やリズム刺激が減ると、
感情処理系が鈍くなる。
触れる・手を使う刺激がないと、
運動野の反応が減る。
「認知症は、記憶力だけの問題じゃない」
“使われない感覚領域”が、
静かに脳の活力を奪っていくのです。
だからそして今、
“音楽療法”や“アロマ療法”、
“咀嚼リハビリ”などの
研究が 世界中で加速しているのは、
その証拠です。
でもそんな特別な治療をせずとも、
日常で五感を使い直すことが
自宅でできる処方箋でもあります。
 
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