副交感神経のお話し

「ポリヴェーガル理論について」

というテーマでお話しします。

 

ざっくりいうと、

ポリヴェーガル理論とは

アメリカの神経生理学者である

 『ステファン・W・ポージェス博士』

 が提唱した自律神経に関する理論です。

 

 それまで自律神経は、

 *交感神経

*副交感神経

 2種類と言われていました。

 

 しかしポージェス博士は

副交感神経が、

 *腹側迷走神経

*背側迷走神経

 2種類であることを発見。

 

 背側迷走神経は

進化のごく初期段階において、

原始的な脊柱類の

 *爬虫類

*両生類

 で発達した神経です。

 

 たとえば絶体絶命の状況下で

生命維持をするための

究極の省エネモードである

 『シャットダウン状態

 (脱力状態・仮死状態)』

 などを取らせる役割を担っています。

 

 また腹側迷走神経は

進化の最後の過程である

哺乳類において発達した神経で、

 *人の表情

*声のトーン(韻律)

 を読んで

安全安心だと感じられた時に

活性化します。

 

 そして健やかなくつろぎをもたらし、

 『心地よく安らかな

 人との繋がりを築く』

 という役割を持つのです。

 

 迷走神経って面白いですよね?

 興味のある方は

さらに深掘りして調べてみても

いいかもしれません。

 PLT協会