筋膜とは筋肉を覆っている膜ですが
これが硬くなると筋肉の動きを阻害して
関節の可動域が少なくなり
体の動きが悪くなります。
動きの悪い体は内臓の働きも悪くなり
痛みがでやすく、ケガしやすい状態になります。
よく「筋膜剥がし」と言う施術が流行っていますが
基本的に筋膜をはがすのは何百キロもの力が必要で
人の力では物理的に無理です。
では「筋膜剥し」は何をしているかと言うと
筋肉とそれを包む筋膜の滑走性を良くしています。
筋膜は3層になっていてファシアと呼ばれて
その間には神経や血管、リンパなど
大切なものがたくさんあります。
そして、筋膜は内臓や靭帯、腱などにも
繋がって体全体を覆っています。
そのために1か所だけでも筋膜が硬くなり
滑走が悪くなると体のいたる所が引きつれ
体を歪ませ神経や血管を圧迫して
体の不調につながります。
筋膜を硬くさせないためには
ゆっくりとしたストレッチが
お勧めです。
呼吸に合わせてゆっくり筋肉を伸ばすことで
筋膜も緩みます。