最近、股関節が痛いと来院される方が重なっています。
もう、何か月も痛い。レントゲンを撮っても異常は見つからない。
少し良くなっては、また痛くなる。
動いていると急にいたくなる、いつ痛くなるか不安。
その様な方との、問診や視診、評価をチェックしていくと
ちょっとした共通点が見つかりました。
それは慢性の腰痛、忘れた頃に痛みが出る。
朝、顔を洗うとき急に痛くなった。歩いていたら急に痛くなった。
など、ちょっとした事で痛みが出てはいつの間にか落ち着いて、
気が付いたら股関節が痛くなっていた様です。
姿勢も前傾が多く、あまり運動が出来ない、仕事も座っている事が多い事などの
共通点が上がってきました。
そして、検査して評価していくと股関節には問題がなく
ほとんどの方が体幹をつくる大腰筋に原因が有りました。
そこで、大腰筋をゆるめて動きを出していったら股関節の痛みは無くなり、
腰痛までも大幅に改善していきました。
しかし、それだけでは痛みが戻る方には、
大腰筋が固く動かなくなってしまう原因を探します。
すると、探した結果、その人の仕事や姿勢、運動、立ち方、歩き方、
肩、背骨や足だったり、人それぞれでした。
長く痛みが改善しない方は、痛い所に原因は無い事がほとんどです。
「木を見て森を見ず」にならず、全体を診てもらいましょう。
