鼻呼吸にはもの凄い効果があります。
睡眠の質が良くなる、体内に取り込める酸素量が増える、気道や血管が広がる、心拍数が下がる他、
鼻呼吸での運動は有酸素運動と同じ効果で、しかも疲労物質の乳酸を少なく出来る。
そして一酸素窒素の生成、分泌が良くなる。
この一酸化窒素がとても重要です。
「一酸化窒素」は、すべての血管の内側(血管内皮細胞)から生成されています。
そして鼻の粘膜からも常に放質されているそうです。
一酸化窒素の効能を簡単に上げてみます。
動脈硬化、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞、心臓発作などの予防。
コレステロールを減らし、血栓が出来にくくなる、血管修復向上、
活性酸素を取り除く為、老化を防ぎ柔軟性を保つ。
脳内では大脳皮質や海馬の長期増強があり、記憶力のアップ、痴ほう予防になり。
他にも、血圧調整、恒常性維持、神経伝達、免疫、呼吸機能に大切な役割を持ちます。
そして今、カナダで研究されイスラエルで製造された「一酸化窒素点鼻薬」は
新型コロナウイルスを24時間で95%、72時間で99%減少させると報告されています。
つまり、体内で一酸化窒素を多く生成出来ればコロナにも負けない体をつくれるはずです。
あるノーベル賞の科学者は
「一酸化窒素は人体に備わった防御機能であり、循環器系のすべての病気を防いでくれる。」
と言うほどです。
ゆっくり鼻から吸って、ながーく口から吐く腹式呼吸で一酸化窒素の分泌をうながし
自律神経の調整もできます。
もっと、研究が進めば人体の凄いエビデンスが出てきます。
そしてそれは、昔から言われていたこと、時代と共に忘れ去られている行いなのかもしれません。
